皆さんは、【認知症カフェ】という名前を聞いたことがあるでしょうか?私は、数年前にメディアで見たことがあり、存在を知ったのですが、そこの認知症カフェでは、当事者がスタッフとして働いており、メニュー表には注意書きとして、注文とは違うものが来ることもあります。と一言(笑)温かく受け入れてください的な事が書かれてありました。
認知症カフェは、オランダの「アルツハイマーカフェ」をモデルに誕生したそうです。2015年(平成27)に厚生労働省が定めた認知症施策推進総合戦略(通称:新オレンジプラン)で認知症地域支援推進員の役割として明記されています。
認知症初期集中支援チーム等による早期診断・早期対応を行うほか、認知症の人や
その家族が、地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解し合う認知症
カフェ等の設置を推進し、認知症の人の介護者の負担軽減を図ります。
厚生労働省が定めた認知症施策推進総合戦略 平成 29(2017)年 7 月改訂版より
外出機会の少なくなった高齢者の人が、新たに仲間を作り、地域の方と交流を図る場として、サロン等の設置を推進する。ともされています。
しかし、まだまだ【認知症カフェ】は、世間には浸透してなく、主催者は社会福祉法人や医療法人、自治体、NPO団体、個人など様々です。会場も介護施設の共有スペースから公民館等様々です。
とはいえ、東京都では、あのスターバックスコーヒージャパンと連携協定を結び市内の店舗で、定期的に出張認知症カフェを開いていたりするそうです。
認知症カフェってどんな所?
認知症カフェは、毎日開いているところって、あまりない。というか、殆どないようで、週に一回・月に1~2回くらいのところがほとんどです。
私の住む町でも、一か所だけ毎月第4土曜日の13:30~16:00まで開催されている場所があり、その時にはイベントが14:00~15:00までの30分~1時間ほど用意されています。
料金は、平均100円~地域によっては2000円程度のところもあるようですが、殆どがワンコインで参加できるようになっています。
例えば、コーヒーが100円で参加出来たり、ケーキやスイーツが400円くらいだったり。それにプラスして、何か作るとかになると、材料費がかかる。みたいな・・・。要は、そのまま。カフェに行くと、注文しますよね。それと同じです。場所によっては、メニューも様々です♪
●地域の方や、認知症の方々・そのご家族様が気軽に立ち寄り、お茶を飲みながら悩み事の相談や、雑談を通して情報交換を楽しみながらおこなえる空間です。
●場所にもよりますが、各イベントが用意されています。専門職の方々による勉強会みたいな事をしてみたり、ボランティアを呼んで様々な活動を行ったりする日もあるようですね。
どうやって認知症カフェを探したらよいのか?
真っ先に結論は、インターネットです。「認知症カフェ・地域の名前」を入力すると、大体がヒットします。それでもイマイチならば、「認知症カフェ・お住いの都道府県名」です。必ず、どこかしら開催しています。
満員でない限り、当日そのまま会場へ行けば参加できますが、事前に情報を調べておくと安心です。急に、日程変更等あるかもしれませんから。
最後に
認知症は、決して他人事ではなく、自分や家族に発症するかもしれません。正しい対応・環境が整っていれば、認知症になっても自分らしく穏やかに過ごすことが可能になります。このような活動を通して、より良い情報を楽しみながら得る事は、これからの高齢化社会において需要性が高くなってくるかもしれませんね。この記事が、認知症カフェを調べるきっかけになれば幸いです。
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